今年に入ってインフラファンドが弱いですね。
インフラファンドは現在
・いちごグリーンインフラ投資法人(9282)
・カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)
・東京インフラ・エネルギー投資法人(9285)
・エネクス・インフラ投資法人(9286)
・ジャパン・インフラファンド投資法人(9287)
の5銘柄が上場していて、私はいちごグリーンインフラ投資法人以外の4銘柄を保有しています。
今回、決算動画と決算補足資料を見て私が感じたインフラファンドのデメリットについて記載していきます。
■インフレに弱い点
いまインフレですが、太陽光の買取価格が固定の金額のため相対的に魅力が薄れる点。
J-REITだと更新時に家賃の増額交渉も可能ですが、インフラファンドはずっと固定価格です。
■出力制御がある点
九州、四国、中国地方で1月から6月を中心に電気が余っていて発電しても買取されない点。
これは九州、四国、中国地方に太陽光が多いインフラファンドについてはマイナスです。
一方で関東や中部地方は出力制限は少ないようです。
出力制御への対策としてインフラファンド側にできることは、政府の要望するくらいしかできないため今後どうなるかは不透明です。
また蓄電器をつけることで出力制御を減らすという案もあるみたいです。
■ケーブル盗難について
最近ケーブルの盗難が増えていて、1回盗難被害にあうと保険を使っても1000万円程度赤字になるようです。
またケーブル盗難の対策のためセキュリティー費用の増えていて利益を圧迫している。
■FIT終了後が不透明である点
現在インフラファンドはほぼ太陽光発電ですが、太陽光発電に関しては固定買取が20年なのでその後の運営方法が不明な点。
今からインフラファンドを購入する方はポストFIT後を見据えて非太陽光の水力、風力、バイオマスなどをいかに増やすことができるかがポイントになります。
■法人税の免税期間が20年間
インフラファンドはJ-REITと同じく利益の9割を分配金に回すことで法人税が免除になりますが、J-REITと違いインフラファンドの法人税が免税になるのは上場してから20年間限定です。
このため20年超えたときに今のように分配金を出すことができるのかが分かりません。
また分配金を出せたとしても法人税を払う分、分配金は減ることが予想されます。
法人税の免除についてはFIT終了後の運営と同じくらいインフラファンドにとってマイナスだと思います。
■大口が少ない点