■解約数について
会社発表ではありませんが売上から予想するにランサムウェア騒動前から2割~3割程度だったと思います。
名前は出しませんが騒動の時に「社労夢解約する」「エムケイ訴える」とあれだけネットで騒いでいた社労士もいまだに社労夢を使っているようで、社労士ソフトは一度使うと変更しにくいという点はエムケイシステムにとって大きな利点ということを改めて感じます。
私も実際に社労士ソフトを変更したので分かるのですが
・人力でデータを移行する
・社労士や従業員が新しいソフトの使い方を1から覚える
・新しいソフトの入会金
などあり小さな社労士事務所だと人手的にも資金的にも難しく、せいぜいできることはハガキを送って抗議することくらいしかなく、不満もあるけれどいまのまま使用を続けるという社労士も多いと思います。
一方で資金も人手もある社労士事務所は他の社労士ソフトにデータ移行がやっと終わって、社労夢を解約するという人も増えると思うので単価の高い優良顧客を中心にあと1割程度解約を増えると思います。
■売上について
今回の下方修正ですが売上については会社予想で微増していて、強気な印象です。
解約数よりも値上げが寄与したとの発表ですが私は達成できるか疑問に感じています。
3Q(4月から12月)までの売上17億8800万円
通期(4月から3月)の会社予想 26億5500万円
ということで1月から3月までに差額の売上毎月2億8900万円必要になります。
ランサム騒動がなかった昨年の売上の月平均は2億3900万円ということで相当ハードルは高いように思います。
■配当について
配当は今回の発表で4円据え置きですが、無配になることを覚悟しておいた方がいいと思います。
■今後の民事調停について
2月の月刊社労士に同封されていましたがランサム騒動について社労士がまとまって民事調停する動きがあるみたいです。こちらについてはまた分かり次第ブログを更新予定です。
ランサム騒動から半年以上経ちますが、まだまだエムケイシステムが今後どうなるか分からない状況だと思います。