キャリアアップ助成金の正社員化コース

キャリアアップ助成金は全部で７つのコースがありますが、一番人気のある「正社員化コース」について助成金に強い社労士が解説していきます。キャリアアップ助成金の正社員化コースは助成金の中でも一番人気かつ申請件数が多いコースですが、最近はどんどん審査が厳しくなっており、不支給になる件数も増えています。

名古屋社会保険労務士法人ではキャリアアップ助成金の正社員化コースの申請代行を随時受付しておりますので、申請をご検討中の会社様はお気軽のお問い合わせください。

キャリアアップ助成金の正社員化コースは変更が多いです。こちらに記載しているのは令和５年以降の申請についてまとめてあります。

またキャリアアップ助成金の正社員化コースについて下記ブログでも最新情報を記載しておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。

→キャリアアップ助成金で不支給多発　

→キャリアアップ助成金の審査が厳格化

正社員にするときの助成金

正社員化コースの概要

就業規則や労働協約に非正規社員(バイト・有期社員・派遣社員など）を正社員に転換できる制度を規定し、実際に正社員へ転換した場合に助成。

助成金の金額

１，有期から正規に転換	４０万円×２回（合計８０万円）
２，無期から正規に転換	２０万円×２回（合計４０万円）

・新たに就業規則に正社員化規定を導入した会社は２０万円の加算
・多様な正社員（勤務地限定、職務限定、短時間正社員）の制度を新たに導入した場合は４０万円の加算・派遣労働者を派遣先で正社員に転換した場合は２８万５０００円の加算
・母子家庭の母、父子家庭の父の場合は９万５０００円か４万７５００円を加算
・人材開発支援助成金の訓練終了後に正社員にした場合は９万５０００円か４万７５００円を加算

※金額はすべて中小企業の金額です。

対象となる従業員

非正規社員として6カ月以上勤務している人
就業規則や労働協約で制度を定める
転換後に給料が３％以上アップした従業員

その他の注意点など

この助成金バイトで採用したが、優秀なので正社員にしたいという会社にお勧めです
2の無期雇用に転換する場合は基本給の5％アップが条件となります
「雇用保険や社会保険に加入していない社員も対象になるのか？」という質問をよくいただきますが、正社員前の６カ月は絶対に加入というわけではないが、正社員後の６カ月は当然に雇用保険と社会保険に加入させることが受給要件になります。正社員前の６カ月はなぜ雇用保険や社会保険に加入していないか理由があるのか(雇用契約など）が必要。