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年間休日数を社労士が解説

仕事を探している人、とくに初めて正社員で働く人向けに求人票の年間休日数について社労士が解説します。
求人票を見るときに多くの人が給料の金額や何曜日が休みかを確認するくらいだと思いますが、年間休日はめちゃくちゃ大切です。

この記事を見ることで自分の希望する会社で働くことができるようになります。
(1日の所定労働時間時間は8時間の会社を想定していますので、1日の所定労働時間が8時間より短い場合は最低日数が105日よりも少なくなるなど記載した内容と違ってきます)

年間休日の最低は105日

年間休日数は会社で自由に決めることができるため会社によって日数は違います!


自由に決めることができるといっても労働基準法で最低105日は必要と決まられているため105日以上で自由に会社で決めることができるということになります。年間休日数が多ければ多いほど従業員の方にとっては勤務日が少なくなるということです。



 

年間休日数の目安
年間休日数 目安
105日(最低ライン) 土日と元旦
108日 土日と正月三が日
110日 土日と年末年始
115日 土日、夏季休暇と年末年始
121日 土日と祝日
130日 土日と祝日、夏季休暇と年末年始

 

求人票を見たときに年間休日110日の会社だと「うちは週2日と年末年始だけが休日だから祝日は休みではないよ!」ということを暗に言っているわけです。

この票を見てもらうと分かるのですが年間休日数が105日だと最低ラインをクリアしていて法律的にも問題はないですが、祝日や年末年始の休みもなくきついと思います。

逆に大学生がイメージしている社会人の休日は祝日と年末年始と夏季休暇があるような年間休日130日ある会社が少ないことに驚くと思います。

年間休日数の平均は何か統計があるわけではありませんが、私の肌感覚だと110日から115日くらいだろうと思います。祝日が休みでない会社の方が多いわけです。

 

年間休日数が多い業種、少ない業種

一般的に年間休日数は同じ業種なら零細企業や中小企業よりも大企業の方が多い傾向にあります。
大企業の方が年間休日数も多いのに給料も高いわけです。

また業種でも違いがあり
年間休日数が多い業種…銀行や証券会社などの金融系、街の歯科医院など
年間休日数が少ない業種…飲食業やホテル業などのサービス業

これはそのサービスを使うときを考えれば分かりやすいですが、銀行は基本的に祝日や年末年始は営業していない一方で飲食業やホテル業界は祝日や年末年始の関係なく365日営業しているため年間休日数は少なめとなっています。

年間休日数 1カ月の平均勤務日数
105日(最低ライン) 21,6日
108日 21,4日
110日 21,2日
115日 20,8日
121日 20,3日
130日 19,5日

 

年間休日数が決まると自動的に1カ月の平均勤務日数も決まってきます。最低ラインの105日の会社と年間休日数130日の会社では毎月2日勤務日数が違ってきます。1年間だと勤務日数が24日多くなるなのでほぼ1カ月分多く働くイメージだと思います。

1カ月の平均勤務日数=(365日-年間休日数)÷12カ月

年間休日と有給休暇

有給休暇は年間休日数と別のカウントになるため年間休日数には含まれません。
年間休日数…もともと働く義務のない日
有給休暇…働く義務のある日を休める制度

ですので、年間休日数105日の人で年間の有給休暇20日の場合は、その人の年間の休みは125日で1カ月20日勤務することになります。

年間休日数130日の人で有給休暇20日の人はその人に年間の休みは150日で1カ月の勤務日数は17,9日勤務することになります。

また会社によっては慶弔休暇や特別休暇などの制度があり家族が亡くなったときは何日、結婚したときは何日と規定されている会社もありますが、この場合の慶弔休暇は年間休日数とは別カウントのため含まれません。

月給でも時給換算で考える

私が年間休日数について一番お伝えしたいことは、入社前に年間休日数を調べて納得して入社してほしいということです。

よく入社後に「祝日に働くのはフラック」とか「友達の会社は夏季休暇があるのにうちの会社はない」など愚痴を言っている人がいますが、会社が年間休日数を多くして求人を出しているわけでもなく入社前に調べればすぐに分かることです。

同じ月給25万でも年間休日数が105日か130日の会社では違ってきます。
このときに考え方に一つとしてお伝えしたいのは月給の正社員でも時給に換算して考えるということです。

同じ25万円の求人でも
年間休日数が105日なら時給換算だと時給1446円
(25万円÷21,6日÷8時間)

年間休日数が130日なら時給換算だと時給1602円
(25万円÷19,5日÷8時間)
となります。

※21,6日と19,5日は月の勤務日数(上の表より)
※8時間は1日の勤務時間

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