年金事務所の調査

社会保険調査とは、年金事務所が会社に対しておこなう社会保険料に関して行う調査のことです。

1. 社会保険の加入義務があるにも関わらず加入していない会社に加入してもらうこと
2. 加入しているが計算や人数が正しいかの確認です

最近は社会保険適用の厳格化が進んでいます。まだ社会保険に加入していない会社や社会保険に加入しているが正しく運用されているか不安な会社は早めに対策をおこないましょう。

調査の頻度はだいたい５年に１度程度だと思いますが、こちらも労働基準監督署の項目でお話したように社員の申告で調査が行われることもあるので注意が必要です。

調査される内容

• 社会保険の加入漏れがないか（パートやアルバイトでも加入義務の人もいます）
• 社会保険の加入日は正しいか(4月入社なのに9月から社会保険に加入したなど）
• 給料に対して正しい保険料かどうか(月給50万円なのに30万円の等級で入っているなど）
• 給料や賞与の支払い届出漏れがないか(賞与を払った場合は届け出が必要）

などが聞かれると思います。
よくあるのは「ウチは試用期間の3カ月は社会保険に入れせないよ」など会社独自のルールでやっている会社がありますが、それは通用しません。
 

未加入が発覚したとき

もし未加入が発覚したときは会社は２年前にさかのぼり保険料を払うことが命じられます。この命令も無視して未加入を続けると年金事務所に目をつけられ毎年のように調べられることがあるほか、最悪の場合は財産の差し押さえとなります。